MacBook Neo使用感レビュー:僕の中でiPadメイン時代が終わった
MacBook Neoを買った。
注文したのは2026年4月27日。品薄とは聞いていたが、なかなか届かず、手元に来たのは5月19日だった。
選んだのは、MacBook Neo シルバー 512GB。
結論から言うと、かなり気に入っている。ただ、これは単に「安いMacBookを買ったら便利だった」という話ではない。自分にとってMacBook Neoは、何年も続いたiPadメイン時代を終わらせたMacだ。
これまで自分は、M1 iPad ProにMagic Keyboardをつけて、プライベートのメイン機のように使ってきた。iPadでMac的な作業がどこまでできるのか、かなり試してきたつもりだ。文章を書く。調べ物をする。写真を扱う。SNSを見る。iPadOSでできることは増えたし、Magic Keyboardとの組み合わせはかなりよくできている。
でも、AI時代になって条件が変わった。
Claude CodeやCodexのようなエージェント型AIを使うには、フォルダやファイルと自然につながる環境が必要になる。AIに「このフォルダを見て」「このファイルを直して」「この作業ログを残して」と頼むような使い方は、iPadでは基本的にできない。
そこでMacBook Neoを買った。
ローカルAIを本格的に動かすためにMac miniが売れている、という話もよく見る。だが、自分がやりたいのはそこまで重いことではない。Claude Code、Codex、ChatGPTなどを使って、文章、ブログ、ファイル、コード、作業メモを横断しながら進めたい。クラウド側のAIサービスやエージェント型AIを、日常作業にちゃんと組み込みたい。
そのための作業用Macとして、MacBook Neoはかなりちょうどよかった。
MacBook NeoはどんなMacか
MacBook Neoについて、この記事に必要な基本情報だけざっくり確認しておく。
メモリは8GB。ストレージは256GBと512GBが用意されている。重量は1.23kg。価格は9万9800円からで、色はシルバー、ブラッシュ、シトラス、インディゴの4色だ。
Neoは重い作業を全部こなす高性能Macというより、軽くて手に取りやすい日常作業向けのMacだと思う。
届くまで時間がかかった
注文から到着までは、約3週間かかった。
自分の場合は4月27日に注文して、5月19日に到着した。待っている間は思ったより長いなと感じていたが、各種の情報を見ると、自分だけの話ではなさそうだ。4月には数週間待ちになっているという報道があり、4月中旬の時点で5月到着になっているという情報も出ていた。
シルバーを選んだ理由
色はシルバーにした。
シトラスのような明るい色にも心惹かれた。せっかくMacBook Neoを買うなら、そういう色のほうが楽しいのではないかとも思った。
それでもシルバーを選んだのは、過去の反省があったからだ。以前、M1になる前のIntel MacBook Airを持っていた。2018年のRetina MacBook Airのゴールドモデルだ。
あの色は、あとから少し後悔した。ゴールドというより、見る角度によって銅っぽい、あるいはピンクっぽい印象もあった。長く使うには、少し気持ちが離れてしまった。
その記憶があったので、今回は無難にシルバーにした。
ただ、MacBook Neoのシルバーは、単なる守りの選択ではなかった。黒いキーボードではなく、白っぽいキーでまとまっているので、開いたときの印象がかなり軽い。MacBook AirやMacBook Proのシルバーとは、雰囲気が違う。
自分はキーボードが好きなので、白いキーはかなりうれしい。見た目だけでも、MacBook Neoを選んだ満足感がある。
512GBを選んだ理由
ストレージは512GBを選んだ。
MacBook Neoは、512GBモデルを選ぶとTouch ID搭載Magic Keyboardになる。だから、Touch IDのために512GBを選ぶべきだという意見もある。
ただ、自分の場合、指紋認証にはそこまでこだわりがなかった。もちろんTouch IDは便利だが、決め手はそこではなく容量そのものだった。
家にはM1 Mac miniがある。中古で3万円くらいで買った、メモリ8GB、ストレージ256GBのモデルだ。動作の軽さには大きな不満はなかったが、256GBだと最初から使われている容量がかなり多く、自由に使える容量が少ない。そこはかなり後悔した。
その経験があったので、MacBook Neoでは最初から512GBを選んだ。
MacBook Neoの魅力のひとつは、10万円を切る価格から買えることだ。256GBモデルは9万9800円、512GBモデルは11万4800円。512GBを選ぶと、その「10万円を切るMacBook」というインパクトは消える。それでも差額は1万5000円だ。あとからストレージを増やせないことを考えると、自分には払う価値がある差額だった。
Touch IDよりも、容量。そこを重視して512GBにした。
8GBメモリは問題に感じていない
MacBook Neoについて調べると、必ずと言っていいほど出てくるのが、メモリが8GBしかない問題だ。
ただ、自分の使い方では、今のところ全然問題に感じていない。
やっていることは、事務作業、文章作成、Web閲覧、Claude Code、Codex、ChatGPTなどのAIサービス利用が中心だ。ローカルAIを動かすつもりはないし、重い動画編集や3D制作をするわけでもない。その範囲では、8GBメモリだから困る、という場面にはまだ当たっていない。
もともと使っていたM1 Mac miniもメモリ8GBのモデルだったが、動作の軽さに大きな不満はなかった。MacBook Neoに替えても、少なくとも普段の作業ではスペック差を悪い意味で感じていない。
ベンチマーク上は、シングルコア性能ならA18 Pro搭載のMacBook NeoのほうがM1より上らしい。ただ、そこを大きく語りたいわけではない。大事なのは、自分の作業では十分軽く動いているということだ。
自分のように、クラウド側のAIサービスを使いながら文章やファイルを扱う用途なら、今のところ8GBメモリで大きな不満はない。
キーボードが予想外によかった
買うまで分からなかったMacBook Neoの良さは、キーボードだった。
これまでプライベートでは、M1 iPad Pro用のMagic Keyboardをよく使っていた。あれはあれで便利だが、MacBook Neoのキーボードは打った瞬間に印象が違った。もっと深く、指を受け止める感じがある。
Keychron B1 ProやMX Keys Mini for Macのような薄型キーボードも持っているが、それらと比べてもMacBook Neoの打鍵感はかなり良い。軽くパチパチするというより、少ししっとりしていて、長く打っていて気持ちいい。
自分の体感としては、これまでのiPad Pro用Magic Keyboardや薄型キーボードとは少し違い、どこかメンブレンっぽい深さがある。
MacBook AirやMacBook Proの現行モデルと直接比べたわけではないので、上位機種より良いとは言えない。ここで言えるのは、自分がこれまで使ってきたiPad Pro用Magic Keyboardや手持ちの薄型キーボードと比べて、MacBook Neoの打鍵感がかなり気に入っているということだ。
白いキーの見た目も含めて、キーボードはMacBook Neoの満足度をかなり上げている。
外部モニター1台までなのは残念
買う前から分かっていたことではあるが、MacBook Neoは外部モニターを1台しかつなげない。自分はモニターを拡張して使っている。なので、外部ディスプレイが1台までという制約は、実際に使う上で少し残念なポイントだ。
軽い作業用Macとして考えれば、外部モニター1台でも使える。完全に困るというほどではない。ただ、作業環境を広げたいときに、もう1枚つなげられたらなと思う場面はある。
画面サイズは気にならないが、色味は気になる
MacBook Airと比べると、MacBook Neoの画面は少し小さい。MacBook Neoは13.0インチで、現行の13インチMacBook Airは13.6インチだ。
ただ、自分の作業では、この差はあまり気になっていない。文章を書く、Webを見る、Claude CodeやCodexを使う、ChatGPTを開く。そういう用途では、画面が少し小さいからつらい、という感覚は今のところない。
むしろ、少し小さいぶん持ち運びやすいなら、それはかわいいポイントとして評価している。MacBook Neoは、机にどっしり構えるというより、さっと持って場所を移せる感じが似合うMacだと思う。
一方で、液晶の色味は少し気になっている。ディスプレイはsRGBカラー対応で、True Toneの記載はない。iPad Proと比べると、場面によってはMacBook Neoの液晶がかなり青く見えることがある。
文章を書いたり、Webを見たりするだけなら大きな問題ではない。ただ、自分は一眼カメラで撮った写真をiPadやMacで扱う場面がわりとある。そうなると、画面の色味は少し気になるポイントになる。
静かだが、キーボード面は少し熱くなる
MacBook Neoを使っていてありがたいのが、作業中の静けさだ。
以前持っていたIntel世代のMacBook Airは、動作が遅いだけでなく、熱とファン音がかなりストレスだった。キーボード面が熱くなり、ファンが回る。ノートパソコンを使っていて、本体やキーボードが熱くなるのが自分はあまり好きではない。
その点、iPad Pro用のMagic Keyboardは良かった。iPad本体は別として、キーボード側には発熱するものがない。だからキーボードが熱くならない。これはあまり言われないが、かなり気に入っていた。
MacBook Neoはファンレスなので、もちろん静かだ。ファンが回る音はない。ここはかなり良い。
ただし、買う前に少し期待しすぎていたところもある。Aチップだから熱くならないのでは、と勝手に思っていたが、MacBook Neoも当たり前にキーボード面が少し熱を持つことはある。爆熱というほどではないし、今のところ許容範囲ではある。それでも、キーボードがほんのり温かいなと感じる場面はある。
これから夏になるので、真夏にどう感じるかはまだ分からない。
音はたしかに良い
各種レビューで、MacBook Neoは音が結構いいと褒められている。これは実際に使ってみても、たしかに良いと思った。
Apple公式の仕様では、MacBook Neoはデュアルスピーカーシステムを搭載し、内蔵スピーカーでの空間オーディオにも対応している。
iPad Proも4スピーカーで音が良いと評価されていたはずだし、自分もiPad Proの音に不満があったわけではない。ただ、MacBook Neoは筐体がiPad Proより大きいせいか、音に少し重厚感がある。
MacBook AirやMacBook Proと直接比べたわけではないので、上位機種と比べてどうかは分からない。
iPadの役割は終わらない。ただメインではなくなった
MacBook Neoを買って、自分の中ではiPadメイン時代が終わった。ただ、iPadを使わなくなるわけではない。
これからのiPadは、閲覧用とApple Pencilで書く用途に寄っていくと思う。読む、見る、手書きする。そういう用途では、iPadはまだかなり強い。
それに、自分はTwitter(X)が好きなので、iPadでXアプリを使えることは大きい。正直、PCブラウザでXを見るのはけっこうきつい。iPadとMagic Keyboardの優位点は、そこにもある。
だから、iPadは終わりではない。役割が変わった。メインの作業環境はMacBook Neoへ。閲覧、手書き、XアプリはiPadへ。この分担が、今の自分にはしっくり来ている。
まとめ:いい買い物だった
MacBook Neoは、総じていい買い物だった。
外部モニターが1台までだったり、True Toneがなかったり、キーボード面が少し熱を持ったり、気になる点はある。それでも、自分の用途ではかなり満足している。
いちばん大きいのは、iPad Pro中心の環境から、AIを使いやすいMac環境へ戻れたことだ。iPadでMac的な作業をどこまでできるか、長いこと試してきた。でもAI時代になって、条件が変わった。
自分の中では、iPadメイン時代が終わった。
MacBook Neoは、その切り替わりにちょうどよくはまったMacだった。